オリーサのおしりのふた

PC版オーバーウォッチやその他レビューなどをしています。

高レートプレイヤーと低レートプレイヤーの決定的な違いとは

はい。今回のテーマはタイトルにある通り、強いプレイヤーと弱いプレイヤーの違いについてです。
単純に、強いプレイヤーはみんなエイムが良いだけだと思っていませんか?
オーバーウォッチはエイムだけで勝つことが非常に難しいゲームです。少なくとも、エイムのみでグランドマスターにはなれないと言われています。
 エイム力というのは、日々の練習による積み重ねとマップ知識や立ち回りなどで鍛えられますが、今回は別の視点。強いプレイヤーがゲーム中に考えていることから、強くなるためにはどうすればいいのかについて解説します。
特にゴールド帯*1までのプレイヤーに読んでほしい記事です。

情報量の差

まず初めにタイトルの答えをお伝えしますね。

強い人と弱い人の差は・・・


ズバリ、情報量と思考量の差です。


非常にザックリした表現ですがまさにこれなんです。
これから詳しく解説します。


強いプレイヤーというのは広い視野で多くの情報を得て、それを使って戦況を判断し、ここぞというときにリスクをとってでも勝ちに行きます。
ここでいう情報とは大きく分けて二つあります。

  • 互いの各ヒーローの立ち位置、そこにどんなヒーローがいるかなどから互いの陣形を読み取り、それに対して自分がどこで何をすべきかということ。
  • 相手が持っているもの、持っていないものを読み取ること。

彼らは戦いながらこういった情報を集めつつ、頭の片隅に置いてなにか勝ち筋はないか、今気を付けるべきことは何か考え続けます。




一方弱いプレイヤーは、目の前のことに精一杯で十分に戦況を読み取る余裕がありません。特にシルバー帯までのプレイヤーはほとんど何も考えず、漫然とプレイしている人が多いです。
いくつか例をあげてお話しますね。

  • エイムに集中しすぎてキルログが見えない。人数差による有利不利がわからない。

 1、あなたのウィドウメイカーが相手のアナにヘッドショットを決めて非常に有利な局面になったのに攻め込まないメインタンクやそれに続かないダメージヒーローにイラついたことはありませんか。
 2、相手の竜撃剣であなたを含む味方3人が倒され、残っているのは味方のラインハルトとハナ・ソング*2、マクリーのみ。6vs3の絶望的な状況でラインハルトがアースシャターを使いながらデスしてしまった。

 これらの失敗は視野の狭さが原因です。録画した試合やリプレイ機能で自分を見直して、自分の残り体力やTabキーで互いの人数やウルト状況を確認できるタイミングなどを探してみましょう。
いつTabキーを押したのかを確認するために、録画するのがいいです。


  • 味方や相手がどんなスキルを使ったのか見ていない、覚えていられないので今狙うべきなのはどのヒーローなのか判断できない。とりあえず目の前の相手に夢中になる。

これも例をあげてみましょう。

1,ハナムラB防衛側のメイがクリオフリーズとアイスウォールを使ったの見てあたなはどうしますか?きっちり倒しきっていますか?まさか後からリスポーンしてきた他の相手ヒーローに夢中になっていませんよね?

2,味方がオリーサを出したので、ロードホッグを出した。オリーサのストップ!とロードホッグのチェインフックのコンボが強力だからだ。
そ の つ も り だ っ た の に、裏どりしていませんか?オリーサのそばで視線を合わせないとストップ!とチェインフックのコンボは実現しません。
裏どりしているプレイヤーはそのことすら覚えていないでしょう。フックを狙うのに精一杯だからです。


繰り返しになりますが、これらも視野の狭さと余裕のなさからくるミスです。メイやリーパーのような無敵になるスキルを持つヒーローは倒せるときに倒さないと、それだけで負けにつながります。2つ目のロードホッグはオリーサ&ロードホッグ構成のコンセプトがいつの間にか頭から抜けてしまっています。弱いプレイヤーはそういったことを頭の片隅に置いたままプレイできないのです。

  • 相手の誰がウルトを持っているかわからない。

味方のゲンジとアナのウルトがたまっているなら相手も同じようにたまっているでしょう。
相手が使ったスキルやウルトを見ることで、相手がまだ使っていないウルトやスキルを推測することができます。


このように、強いプレイヤーと弱いプレイヤーには情報量の差、思考量の差があるのです。
つまり、強いプレイヤーはたくさんの情報を読み取り、同時に多くのことを考えながらプレイしています。反対に弱いプレイヤーは目の前のことに精一杯で、考える余裕がないのです。

1ロール2ヒーローを極める。

 では、情報を仕入れ、頭の片隅で読み解きながらプレイすることができるようになるには、どうすればよいのでしょうか。


 私のオススメは、1ロール2ヒーローを極めることです。

 数人のヒーローに絞って練習し、経験を積むことで自分の手足のようにヒーローを操ることができるようになります。すると余裕が生まれ、失敗から学習したり、試合中に解決策を考えることができるようになります。
 まずは、すべてのヒーローに対してどのように対処するか、自分なりの答えが見つかるまで使い込んでください。

  • ヒーローの選び方

 1つのロールを選んでください、そのロールの中から2人のヒーローを決めてください。
ヒーローの選び方のコツですが、対極にあるヒーローを選ぶのがいいです。
例えば、オリーサとウィンストン。D.VAとザリア。ゲンジとメイ。ウィドウメイカーとトレーサー。ゼニヤッタとバティスト。のように。
 対極にあるヒーローを選ぶことで自分に合ったヒーローが見えてくるでしょう。

考え方のコツ

 情報量、思考量といわれても、ゲーム中に何をどういうふうに考えればいいかわからない。そもそも、考えるって何?そんな方々に考え方のコツをお伝えします。

1対多数交換~差に注目する~

 単純に数を数えて比べるだけです。いくつか例をあげますが、これらはほんの一例です。他にもたくさんの視点がありますのでいろいろ考えてみてください。

  • 互いの人数に注目する。相手を2人倒しつつ、自分1人がデスしたら戦場には味方が5人、相手が4人なのでこちらの有利です。
  • スキルの数に注目する。自分の1つのスキルに対して、相手が2つのスキルを使ったとしたらスキル1つ分お得です。逆に、相手の2つのスキルに対して1つのスキルで対処したのもスキル1つ分お得です。
  • スキルのクールダウンに注目する。自分の4秒のクールダウンのスキルに対して相手が20秒のクールダウンのスキルで対処したとしたら16秒お得です。さらに掘り下げて考えてみましょう。得した16秒間に最大で4回同じスキルが使えますね。つまり、次の4回は他の方法で対処させることができ、更に相手のスキルを奪うことができます。ちなみに、この4秒のクールダウンのスキルはレッキングボールのグラップリングクロウ*3のことです。

このように、交換することと差に注目すると考えやすくなるでしょう。 
この考え方はすべての対戦ゲームで通用します。



終わりに

いかがでしたか?この記事で新しい目線でオーバーウォッチを楽しめるようになれば幸いです。

あなたのオーバーウォッチ体験が素敵でありますように。






*1:~2499

*2:D.VAのパイロット

*3:火の玉になって体当たりするスキル